1週間に4時間しか働かないという会社社長の効率的な仕事術

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1週間に4時間しか働かないという会社社長の効率的な仕事の仕方を紹介している面白い記事をご紹介したいと思います。

プリンストン大学の非常勤講師でハイテク分野での起業について教えながらも、スポーツ飲料や食品の企画・製造をおこなう会社を経営し、世界15ヶ国に製品を卸している会社社長のTim Ferriss氏(ティム・フェリス)。

2000年に起業し、その当時は週に6日~7日朝7時から夜9時まで働き、会社の机で寝ることもしばしばあったという。この働き方は持続不可能だと気付き、2004年から2年半、それまでとは違う働き方を試してみた。米国を離れ25ヶ国を訪れ、1週間に1000通ほど受け取る電子メールを10日から2週間に1回チェックするようにした。その間に会社の利益は 40%増えたという。

パレートの法則とも言う80対20の法則というものがある。20%の労力が、80%の結果を生む。もしくは、20%の人が、80%の成果を生むということである。

2004年には15ヶ国120の会社に製品を卸し、その中の5社が利益の95%を生み出していたが、残りの115社のために自分の時間の大部分を使っていたという。そこでこの115社にこちらからの営業活動をやめ、注文はFAXでだけ受け付けるように変え、電子メールや電話では受けないことにした。利益の中心となる5社については業務の共通点を洗い出し、業務効率を向上させた。

その結果、週60時間という労働力から週2時間に減った。このように変えてから2週間で利益は20%増えたという。自分の活動のどの20%が、80%の結果を生んでいるのかを見極め、残りを大胆に切り落とす。重要な20%の活動の中から重複作業を見つけ出し効率化するのだ。

自分が望む結果が何か分かっていれば、それを測定でき、それをもたらす活動が何か分かる。

自分の活動のどの20%が、望まない結果の80%を生み出しているかを考えて欲しい。利益の中心となる5社のうち、2社が困り者だったという。そこで2社の担当者に条件を丁重に示し、条件に沿ってもらえるのであれば更なるお取引を、沿ってもらえないのであればこれ以上のお取引はいたしかねると電子メールを送った。2社のうちの1社とは連絡が途絶えたが、もう1社は今までの2倍の注文をくれるようになったという。

アメリカ人は働く時間の25%を仕事の切り替えに費やし、一旦割り込みが入ると、40%の確率で元の仕事には戻らずしたがって、それを完成させない。重要なことに割く時間にも制限を設け、同様の仕事はできるだけ少ない頻度で一度にやってしまう。

知的労働者は少なくとも25%の時間を電子メールに費やしている。そこで受け取った電子メールに対して、効率化のため午前11時と午後4時にしか電子メールを読まない。応答が必要な場合は、携帯電話に連絡してほしい。質問を含まず、伝達あるいは単なる表明である場合は、返信はしないという自動応答を返しているという。

朝一番に電子メールを読むことは避け、朝は重要なことに集中し、昼までに一仕事終えるべきだ。人間関係の維持・向上のためには電話を使うほうがよい。

会議は問題を解決するためのものであるべきで、問題点は事前に挙げて、議題は事前に決めておき、それに沿って事前に準備をしておく。また、終了時間を決めておく。

自分は生産的か、それともただ忙しいだけか?と1日に3回コンピューターの画面に現れるようにして、注意を喚起するようにしている。

会社勤めの人は自分の立場を過小評価している人が多いという。自分の立場をより良くするには会社に自分へより多く投資させ、それによって自分を失うことによる損失のほうが、自分の要望を受け入れるコストより大きくする。要望するタイミングはとても重要で、プロジェクトが佳境にさしかかり、自分の能力が最も必要とされているときに要望する。会社にとっては、プロジェクトの途中で重要人物に抜けられる損失は非常に大きいからである。

日本人は得に働きすぎで、その割には低賃金という人が本当に多い。ぜひこれを参考に自分の価値を高め、有意義な時間の過ごし方を見出して欲しいと思う。

引用元記事(himazu blog):

人生は楽しむためにある。この講演で述べた方法を用いて自由な時間を生み出して欲しい。
この講演が、情報過多・せっかち文化へのアンチテーゼとなることを望む。人を待たせられるというのは力の象徴であるということを考えて欲しい。
最重要な極少数のことに集中し、どうでもいい多数のことを無視することをお勧めする。雇われの身でもそれは可能である。
インフレを考慮すれば、1969年と比較してアメリカ人は同じ収入を得るのに労働時間で見ると平均して8週間余分に働いている。立ち止まって、自分がしていることを見つめて欲しい。急ぐ必要はない。

引用元URL:
1週間に4時間しか働かない人の仕事術 – himazu blog

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