スターバックス 紙コップ利用削減アイデアコンペに優勝した行動デザイン
スターバックスのコーヒーカップの廃棄量を減らすためのアイデアコンペBetacupが行われました。このコンテストの結果が発表されたのですが、なんとコーヒーカップのデザインではなく、A shared problem. A shared reward. 『問題を分かち合い、報酬も分かち合おう』というコンセプトで、行動そのものでコーヒーカップの廃棄量を減らすためのアイデアが優勝しました。
そのアイディアというものは、店頭に黒板を置いてマイカップを使った人がいたら、チェックをしていきその数が10や20のキリのいい番号になった人は飲み物が無料になるというものです。
マイカップを使うことでポイントがたまり、飲み物が無料になるというアイデアはすでにありました。本来であるならばこういったときのインセンティブは個人に蓄積されていくほうが公平なように思えますが、そのポイントというインセンティブが個人に対するものではなく、マイカップを使う人たち全体に対して積み重なって行くという点がこのアイデアの重要な点だと思います。
ポイントが貯まり自分が得をするという理由でシステムに参加するのではなく、資源を無駄にしたくないという問題解決をするための動機になることを意味するのではないでしょうか。資源を無駄にしたくない。そのためにマイカップを使用するが、キリよく無料のタイミングに当たればラッキー。という発想になり、さらにはポイントを貯めなくても無料になる可能性があるということで、初めて入った店でも、滅多に来ない店でも率先してマイカップを使ってみようという気持ちにさせる要因にもなります。
個人ではなくみんなで何かをすると、連帯感のようなものが生まれることによって、一緒に何かをしているという感覚になり、いいことをしているという気分にさせるようになっています。
素晴らしいシステムだと思えますが、このアイデアが具体化されるという計画はまだないとのことです。しかしぜひ実践して頂き、日本の外食産業にも広がっていってほしいとおもいます。特にテイクアウトの多い、ハンバーガーショップや牛丼チェーン店等にはこれを実践して頂き、資源を無駄にしないようにして頂くと共に、路上等へのポイ捨ても減っていく様にして欲しいとおもいます。
引用元記事(greenz.jp グリーンズ):
スターバックスもパートナーとなったコーヒーカップの廃棄量を減らすためのアイデアコンペ「Betacup」が行われたことについてはgreenzでもお伝えしました。このコンテストの結果が発表されたのですが、その結果選ばれた「Karma Cup」はなんとコーヒーカップではなかったのです!しかも他のアイデアとは一線を画すエモーショナルな仕掛けがなされていました…
引用元URL:
スターバックスの紙コップ利用を減らすためのアイデアコンペに優勝したのはコップのデザインではなく、”行動”をデザインするものだった!! | greenz.jp グリーンズ
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