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「あとでやる」と後回しにしてしまう人が知るべき事実

「あとでやる」と後回しにしてしまう人が知るべき事実

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「あとでやる」という気持ちがどんどん先送りにしてしまい、結果的に大きく物事を遅延させ、その結果が仕事の成功を妨げる原因となってしまいます。こんな経験がある人はかなり多いのではないでしょうか？

先送りする習慣がついてしまうと、条件反射的に「あとでやる」と自分自身をごまかし続けてしまいます。このやっかない先送りして先延ばしにしてしまう精神構造についてデ・ポール大学のJoseph Ferrari准教授カールトン大学のTimorthy Pychyl心理学準教授による、先延ばしにしてしまう人が知っておくべき真実について大変興味深い記事をご紹介したいと思います。

20％の人々は自分のことを先延ばしにする人だと認識しているといいます。日常生活で先延ばしすることにあまりにも慣れてしまっているので、時間通りにできなくなってしまっています。

先送りにすることを重大な問題ととらえていない人が多いといいます。セルフコントロールの問題であり、先送りにする際の理由というのは、ただの言い訳にすぎず、その弁解を誰も真剣に聞こうとはしなくなり、周囲からの評価が下がっていきます。

先送りにしてしまう人は時間の見積もりができない人というわけではなく、何をするのにどれ位の時間がかかるのかをきちんと理解している人が多いそうです。しかし、他の人と比べても余りにも楽観的な考えをしている場合が多いそうです。

先送りする原因は生まれ育った家庭環境にもあるということです。両親のうちのどちらかが権威主義的で、自分の子どもを厳しくコントロールしようとすることにより、親への反抗という形で、先送りにする行動が出てくるそうです。こういった家庭環境の場合、家族よりも友人の影響を受けやすくなります。先延ばしにする言い訳を許容する人を友人に選んでしまうため、さらに先延ばしにする習慣が強化されていってしまいます。

アルコールの消費量が多い人ほど先送りする傾向も強いといいます。先送りにすることも、アルコールの大量摂取がセルフコントロールができない人も、結果的にを同じような事に陥りやすいといいます。

今は明日にコレをやりたい気分、締め切り間近の方がプレッシャー掛かりより良い仕事が出来る。といったように、先送りにする人は自分で自分に嘘をつきます。これは結果的に、時間を無駄に浪費しているだけということになります。

やるべき仕事よりも必要も無い電子メールをまめにするという行動は、現実逃避になります。注意散漫になり、本来のやるべき事からそらす事で、やるべき事の失敗から逃げようとします。

先延ばしにする人には典型的な3種類のタイプがあるといいます。危機的状況まで何もせずにスリルを感じる覚醒タイプ。ぎりぎりまで先延ばしにして、一気に終わらせることで達成感をかんじ、それまで放置した反省がどこにもない人のことをいいます。失敗する恐怖を回避するために先延ばしにしてしまう回避タイプ。努力することを怠っている人です。決断ができない意思決定不能タイプ。決断での結果を恐れ、決定することを先延ばしにしてしまう人です。

先延ばしにする人は自己管理能力も低いといいます。そのため、風邪等ににかかりやすく、胃腸障害も発生しやすく、不眠症にもかかりやすいといいます。また、遅延させた結果、責任を他者に転嫁し、私的な関係も破してしまいます。先延ばしにすることで、結果的に様々な多大なるコストがかかってきてしまいます。

しかしこういった先延ばしをする習慣が付いてしまっている人であっても、その行動を変えることはできます。認知行動療法により改善したり、モチベーションを上げる工夫をしたり、生活環境を変えることから初めてみてはいかがでしょうか？きっと今後の人生を豊かなものへ大きく変えていく事ができます。まずは実感し、それを実践していく事からはじめてみましょう。

引用元記事（GIGAZINE）：

仕事の成功を妨げる原因はいろいろありますが、中でも最も頻繁に見られるのが「あとでやる」「あとで読む」「またあとで」というようにしてどんどん先送りにしてしまい、結果的に大きく遅延させてしまうというもの。
この先送りする習慣がついてしまうと、なんでもかんでもとりあえずスルーしてパスして、条件反射的に「またあとでやるから」というようにして自分で自分をごまかし続け、最終的には自分自身の仕事の業績、そして信頼などに跳ね返ってくるわけです。なんとかしなくては。

引用元ＵＲＬ：
なんでも「あとでやる」としてしまう人が知るべき10個の真実 – GIGAZINE