コミュニケーション上手な人は相手と同じストロークを返している
最近ではコミュニケーションを上手に取るための勉強会に通う人が多くいるなど、コミュニケーションをとることが苦手と考えている人が増えているといいます。
そこでより円滑なコミュニケーションを行う事が出来る為に、エリック・バーン博士が確立した交流分析という心理学の手法を使ったコミュニケーションのとり方を掲載してある記事をご紹介したいと思います。
どんな人の人格にもP(Parent)・A(Adult)・C(Child)という3つの要素があり、それの強弱が個性でもあるといいます。P(Parent)というのは、父親が持つ厳格さや厳しさであったり、母親が持つ優しさや包容力といったものになります。A(Adult)というのは、大人の合理的な物の見方や考え方になります。C(Child)というのは、子供が持っている奔放性と、親に対する従順な態度になります。
P・A・Cの3つのバランスを見ながら、性格を診断していくのがエゴグラムというものになります。この3要素は大人でも子供でも誰でも持っていて、親になったからと言って、Cが全くなくなることはありません。
もちろん子供でもPの要素を持っています。自分よりも年下の幼児の面倒を見たりと母親的側面を発揮します。
通常、人間は場面や相手によって、人格を使い分けています。
友人といる時にはCを、上司といる時にはAを、部下や後輩に対して叱る時などはPの人格が出ています。
自分が人格を使い分けているように、コミュニケーションをする相手である人間も人格を使い分けています。
相手のPACのどれかの人格に対して情報を発信し、相手からも同じように情報が返ってくるという事に期待してコミュニケーションをとっています。
例えば自分がCの人格で、妻に対し出かけることを提案します。その際に妻からの反応も同様にCの人格で喜んだ反応を期待します。
「明日、〇〇に行こう?」「ワァー行きたい。楽しみ。」
このように自分がCからCに話をしたら、相手もCからCに戻してくれるといった形で自分の期待通りに、自分と同じストロークを返してくれると、会話が盛り上がります。
ではこれとは逆に、自分がCの人格で話しかけ、妻がPの人格で返します。
「明日、〇〇に行こう?」「子供の事でやる事が一杯なのだから、少しは手伝って」
このように自分が送ったストロークと異なるストロークが相手から返ってくると、嫌な雰囲気になってしまい、会話が続かなくなってしまいます。
コミュニケーションのベースとなる重要なポイントは、相手が送ってくれたストロークと同じストロークを返すという事になります。それが会話を続けるために大切なコツになります。
しかし自分でも言いたい事があり、相手にばかり合わせる事は出来ない。そう思う人も多くいるとおもいます。
そういった場合は、まずは一度、相手が望むストロークを返してあげる事です。
それをしてから自分の言いたいことを冷静に伝えると効果的でコミュニケーションも上手に保つ事が出来ます。
自分がCの人格で話しかけ、その後妻が一度Cの人格で返した後にPの人格でさらに返します。
「明日、〇〇に行こう?」「ワァー行きたい。」「でも、子供の事でやる事が沢山あるから良かったら手伝ってくれない?」
このように一度、相手が期待するストロークを返してあげることが、気まずいコミュニケーションにならない為のポイントになります。
一度でも、自分の期待に応える事で、相手は満足してくれます。
相手を満足をさせてから、自分の伝えたい事を伝えるという事を習慣付けてみましょう。会話はキャッチボールのように、投げられたボールを一度、相手の望むところに投げ返して初めて成立をしていきます。
コミュニケーションが苦手な方にお勧めなのは、日記を書くように一日に一度、コミニケーションを振り返り、上手くいかなかった事を構造図に描いてみてことです。どのようにコミュニケーションを取ればうまくいったのかという反省点を考える習慣を付けることにより、コミュニケーション力は大き向上していくことでしょう。
引用元記事(モチベーションは楽しさ創造から):
コミュニケーションが苦手な方にお勧めなのは、一日1回、コミニケーションを振り返る事です。上手くいかなかったコミュニケーションを、構造図に描いてみて、反省をしてみること。どうコミュニケーションを取ればうまくいったのかという教訓を考えるという習慣を1ヶ月続けるだけでも、コミュニケーション力は、大きく改善されると思います。(毎日行う、コミュニケーション内観日記は下の図を参考に作ってみてください。
引用元URL:
コミュニケーション下手な人の為の、最初にやるべき習慣 – モチベーションは楽しさ創造から
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